■2008年『春爛漫』イベント開催報告■ |
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あの3星シェフアランデュカスも訪れる祇園フレンチ懐石レストラン
『匠 奥村』でランチ&川島織物文化館探訪 |
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ナプキンを装飾するアレンジ。 真夏を思わせる中工夫をこらせて皆が持ち寄りました。 それぞれ個性があって面白いものになりました。 | ナプキンの上に季節感を出しました。 祇園をイメージしたかんざしをあしらって・・・・ |
前菜のコーディネート。 花菖蒲がうまくコーディネートされ 季節感が出ていますね。 お味もとても美味でした。 ちまきはタイ寿司でした。 | さわやかな前菜の一品。 フルーツと野菜を上品に盛り付けてあります。 |
トリフのソースがかかったお魚料理の一品。 にんにくの葉が珍しい。 | 奥村さんのステーキは絶品です。 この柔らかさは舌の上でとろけます。 |
デザート全てを盛り付けていただきました。 グレープフルーツの ショートケーキ、抹茶のミルフイーユなどこちらも新鮮で珍しいものばかり。 | お座敷での会食。
3時間近くの会食で全員大満足。
マナーも忘れずにお食事を楽しみました。 その後京都北市原に位置し、皇族方や歴代首相も訪れている伝統ある 川島織物文化館を探訪しました。 |
京都の方のご協力でビックミニで
大和大路の初夏を駆け抜けました。
1904年(明治37年)アメリカ・セントルイス万国博覧会に 出展した「若冲の間」(一室全てを製作した) この写真の通り再現されていました。 壁クロスは花鳥風月を全て織り物で表現してあります。 その当時のインテリアは究極の和洋折衷です。 現代では到底実現できない贅沢の極みでした。 |
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緞帳制作も見学することができ、 同時に3アイテムが進んでいました。 最近の緞帳は古典柄ばかりでなく コンピューター柄もあり新鮮な印象でした。 すべて手作業で昔から続く技法のつづれ織りを 数人で取組み2か月程度かけて制作していきます。 つづれ織りの職人さんは高齢の方が多く見受けられ 後継者問題は大丈夫なのでしょうか??と 他人事ながら心配になってしまいました。 |
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悲母観音 ( ひぼかんのん
) は見学の最後を飾りました。 川島織物セルコン織物文化館のHPはこちら
綴織(つづれおり)額/原画: 狩野芳崖(かのうほうがい)作です。
1994年(平成6年)/丈227.5×巾100cmこの作品は平安建都1200年、創立150周年、 及び市原の地に工場を開設して30周年の記念に製織されたものです。 川島織物セルコンでは百年前に一度、悲母観音を製作しており、 この量産時代にこそ先人の作品に学び手織りの技術継承を図ろうと、 再び同じ作品に挑む事になりプロジェクトチームが約3年の歳月を費やし 1994年(平成6年)に完成させました。 |
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平成の悲母観音は、その荘厳華麗な表現を現代の織工芸技術の粋を駆使して 忠実かつ完璧に写しとり、芳崖がその生命を削って描いたのであろう筆致を 「織」によって異なる様式に昇華させました。製織の際に使用された糸は、 プラチナ糸を含む4500色の色糸で、 色のグラデーション(濃淡)と工夫を凝らしています。 この遠くなるような作業を目の当たりにし、 日本工芸の技術の高さに圧倒されてきました。 ちなみに最高額10億円の価格が付いた作品だそうです。 |